赤穂民報

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独特の滋味豊かな色彩 版画家・突々和夫展

2026年01月04日

 赤穂市や神戸市などで教諭として勤めながら、味わいのある版画を制作した故人の作品を紹介する特別展「版画家・突々(とつとつ)和夫作品展」が御崎の赤穂市立美術工芸館・田淵記念館で開かれている。


在りし日の突々和夫氏

在りし日の突々和夫氏


 赤穂出身の絵師、北條文信の弟子だった父・友石(本名・寛一)の影響を受け、京都市立美術専門学校(現在の京都市立芸術大学)で日本画を専攻。卒業して父の生まれ故郷である赤穂に移り、赤穂東中と有年中で図工の教諭として勤務するかたわら芸術活動を続けた。兵庫県立長田高校に異動した以降に本格的に木版画制作に取り組んだ。
 友石について調査研究していた同館が和夫氏の存在を知り、作品の魅力を評価。本人の了解を得て作品展を準備していた中、昨年9月に96歳で亡くなった。

 特別展では没後に遺族から寄贈された作品を中心に木版画と水彩画をはじめ、版木や制作に使用した彫刻刀など57点を展示。赤穂市内の風景を描いた作品もみられる。

 展示を企画した藤田忠彦学芸員は「版画作品は構図に静謐な雰囲気が漂う。色合いは一見暗い感じだが、独特の滋味豊かな色彩で表現されており、特に『突々ブルー』とでもいうべき青の色使いに心をひかれる。展示を通して、赤穂にゆかりの深い作者の功績を顕彰したい」と話している。

 1月28日(水)に一部を入れ替え、3月8日(日)まで午前9時〜午後5時(火曜休館)。年始は1月5日(月)から開館。入館料は大人300円、小・中学生150円。図録は1部1000円で販売。

また、会期中にロビーでは入館者特典として、スタンプを重ね押して浮世絵風の忠臣蔵絵はがきを作成できる版画体験がある。1人1枚まで。Tel42・0520
展示作の一つ「淡路島春月」

展示作の一つ「淡路島春月」



文化・歴史 ]

掲載紙面(PDF):

2026年1月1日号・第1部(2626号)4面 (9,260,162byte)


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