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赤穂市ジュニアバンドが音楽祭 奇妙礼太郎さんも出演

2025年12月15日

 赤穂市内小中高生の吹奏楽団が練習成果を発表する「赤穂市ジュニアバンド音楽祭」が12月21日(日)、中広の赤穂化成ハーモニーホールで開催される。プロのミュージシャンや大人のジャズバンドなども出演。多彩な音楽を楽しめる機会になりそうだ。


音楽フェスに向けて気持ちを合わせる赤穂市ジュニアバンドとメガトーンジャズオーケストラのみなさん

音楽フェスに向けて気持ちを合わせる赤穂市ジュニアバンドとメガトーンジャズオーケストラのみなさん


 同ジュニアバンドは2019年に結成。現在は市内14校の51人が土曜日の午後に月3回、加里屋の赤穂小学校に集まって練習している。部活動の地域展開に伴って赤穂市内の小・中学校の金管バンドクラブや吹奏楽部が来年度までに廃止になる中、子どもたちの受け皿となることが期待されている。

 そこで、「赤穂市の音楽の火を消さない」との思いを込め、年一度開く定期演奏会の規模を拡大。来夏に日本武道館で単独ライブが決まったプロシンガーの奇妙礼太郎さん、津軽三味線奏者の蝦名宇摩さん、たつの市を拠点に活動する「メガトーンジャズオーケストラ」を招き、約3時間の音楽フェスを企画した。子どもたちとの共演も予定されているという。


特別出演する奇妙礼太郎さん。花王「ハミング」のCM挿入歌でも好評

特別出演する奇妙礼太郎さん。花王「ハミング」のCM挿入歌でも好評


 10月には赤穂小で6月に続いて2度目となるメガトーンとの合同練習があり、経験豊富な大人たちが子どもたちをレッスンした。代表の川瀬靖則さん(59)は「みんな6月より上手くなっている。素直で吸収が早い」と子どもたちの上達を喜び、「自分たちも刺激を受けている。大人としてカッコつけなあかん」と本番へ向けて意気込んだ。

 パーカッション担当の寺内梨さん(17)=赤穂高2年=は「一人一人が出す音が一つの音楽になる魅力を観客に届けたい。ゲストの方々の演奏を間近で聞けるのも楽しみ」と話す。音楽祭をプロデュースした指揮者の長安健太さん(47)=赤穂小教頭=は「子どもたちにも観客のみなさんにも、さまざまなジャンルに触れて音楽の楽しさや素晴らしさを感じてほしい」と話している。

 午後1時開場、同1時半開演。開演前には新田西部獅子舞保存会による獅子舞がある。チケットは全席自由1000円(中学生以下500円)で同館窓口、チケット販売サイト「イープラス」で残りわずか。赤穂民報でも取り扱っている。


特別出演する津軽三味線奏者の蝦名宇摩さん

特別出演する津軽三味線奏者の蝦名宇摩さん


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 紙面版で、赤穂市内の小・中学校の金管バンドクラブや吹奏楽部が廃止になる時期を「今年度」としていましたが、正しくは、小学校は今年度、中学校は来年度でした。記事作成時の確認が不十分でした。訂正の上、読者と関係者の皆様におわびします。赤穂民報社


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掲載紙面(PDF):

2025年12月13日号(2624号)1面 (8,746,053byte)


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