2025年12月06日
赤穂市民病院の一日平均患者数の推移で、有識者による経営検討委員会の提言を受けて経営改善の取組を始めた2022年度以降も患者数の減少に歯止めがかかっていないことがわかった。
市は医師不足や人口減少などを要因に挙げるが、同じ赤穂市に立地する赤穂中央病院では外来患者数に大きな減少は見られず、入院患者数は増加に転じている。
外来の一日平均患者数では、両病院ともコロナ禍が起きた2020年度に大きく落ち込み、その翌年に上向きになった。中央病院はその後もほぼ横ばいで推移したのに対し、市民病院は再び減少。入院は2022年度までは市民病院が患者数で上回っていたが、23年度に逆転した。
赤穂市は、患者数が減少した主な要因として、▽医師不足▽人口減少▽はりま姫路総合医療センターの開院▽脳神経外科で多発した医療事故による影響―などを挙げているが、それぞれの出来事がどの程度、患者の減少につながったのかは明らかになっていない。

[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2025年12月6日号(2623号)1面 (6,273,322byte)
コメント
理事長様曰く
「外来を市民病院に一本化した状況で『選定療養費』を取る
のは不自然」とおっしゃっていますが、他の診療所のことは
念頭にないのでしょうね。
「選定療養費を取らずに財政的に大丈夫かどうかの検証は
必要だが、できれば、地域医療支援病院を返上して、
選定療養費を取ることをやめたい」
兵庫県は、「地域医療支援病院を返上」されると、西播磨には
地域医療支援病院がなくなることになります。
こんな時だけ、「公立病院」として等と県が言い出さないことを
よいのですが。
https://web.pref.hyogo.lg.jp//kf15/r5gyoumuhoukoku.html
投稿:地域医療支援病院 2025年12月11日
初診時選定医療費は要するに国としては初診で大病院には来て欲しくないので作った制度なんです
日本は他の先進国に比べて初診でいきなり病院に行く患者がかなり多く、病院に本来求められる高度医療に集中できないという事情があります
ドイツのように保険医療の初診は事前登録した家庭医しか認めないという厳密な制度をとってる所もありますが、日本は法律上どの医療機関を受診するかは患者の自由に任されてますし、原則医療機関側は受診拒否はできません
ですので病院の初診料を高くして、基本的には初診は地域の診療所で行うように誘導してるのです
投稿:太郎 2025年12月10日
確かに高いなと思いますが
市民病院が勝手にとっている、というのではなさそうです。
国はどうしてこんなことをするのか?
https://www.mhlw.go.jp/content/12400000/000963828.pdf
投稿:初診時選定療養費 2025年12月09日
医師不足や人口減少などが要因ではなくて、紹介なしでは高すぎる初診料が問題ではないでしょうか?
投稿:ん? 2025年12月08日
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