2025年10月10日
のぼりや吹き流しなどで飾り付けた祭礼船が海上を巡航する「坂越の船祭」(国指定重要無形民俗文化財)は10月12日(日)に本宮が行われる。
「能楽の祖」とされる秦河勝を祭神とする大避神社の秋祭。河勝が舟で流れ着いたとの伝承がある生島の御旅所へ神輿を和船に乗せて渡す。神輿が乗り降りするための板を男衆が勇壮に船へ架ける「バタかけ」も見せ場の一つ。雅楽を奏でながら船団が優雅に坂越湾を巡航する形式は300年以上の歴史があり、2012年に国の重要無形民俗文化財に指定された。祭礼で使う和船は兵庫県有形民俗文化財になっている。
主な行程は次のとおり。時間は予定で前後する場合あり。当日は坂越ふるさと海岸駐車場、坂越トンネル東の空き地に駐車可。問い合わせは同神社Tel48・8136。
▽午後0時30分=遷霊祭に続いて鼻高、獅子、頭人、神輿が拝殿を繰り出し
▽2時50分=神輿が浜に到着し、バタかけ
▽3時20分=祭船巡航が始まる
▽6時=浜辺にかがり火が焚かれる中、還幸巡航
▽6時20分=神輿船が浜に着岸し、バタかけ
▽6時40分=宮入

和船団が優雅に海を渡る「坂越の船祭」
掲載紙面(PDF):
2025年10月11日号(2616号)2面 (7,520,943byte)
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