あなたの耳は大丈夫? 「聞こえ」のチェック10項目
2025年03月03日
難聴や加齢による影響などで耳が遠い人とコミュニケーションを取る方法をテーマにした「聞こえの相談会」が1日に中広の赤穂市総合福祉会館であった。

「聞こえの相談会」で耳の仕組みを解説する赤穂イヤモード代表の平山典子さん
3月3日の「耳の日」を前に「聞こえ」について正しい知識を広めようと、要約筆記サークル「赤穂イヤモード」が主催した。代表の平山典子さん=元沖町=が耳の仕組みや難聴になる原因などを解説。参加者からの質問や悩みの相談に応じた。
平山さんによると、聞こえにくい人は後ろや横からの音や、複数の方向から同時に届く音を認識しづらいという。また、難聴は耳鳴りやめまいを伴うケースが多く、本人も無意識のうちに不機嫌になってしまい、周りから「声を掛けたのに無視された」「いつも怒っている」などと誤解されることがあるという。
「耳が遠い方には、顔が見える方向から声をかける。手を振るなどして合図してから話し始めるといいですよ」と平山さん。また、例えば「お・は・よ・う」というように一文字ずつ区切って話しかけるのは「かえって伝わりにくい」といい、「おはよう」と文節を一続きに話すほうが良いともアドバイスした。補聴器をつけることで耳鳴りも改善することがあり、「まずは耳鼻咽喉科で聴覚検査して、どの周波数が聞こえにくいのか把握することが大切。その上で補聴器を時間をかけて選んで、自分に合うように調整して」と勧めた。
平山さんは「聞こえにくいことの辛さは目に見えないので、なかなか理解してもらえない。周囲の人が少し配慮してあげることで、上手にコミュニケーションをとってほしい」と話し、ジェスチャーを交えた会話や筆談の活用も紹介した。
来年以降も「耳の日」にちなんだ企画を検討するほか、「グループなどから依頼があれば、出張相談会にも応じる」という。
[ 社会 ボランティア ]
掲載紙面(PDF):
2025年3月8日号(2590号)4面 (9,145,457byte)
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コメント
私は中等度の難聴なのですが、医師に補聴器を勧められました。
昔は補聴器をするほどのことではないと言われていたのですが、時代が変わって、通常の方と同じように聴こえる生活を送ることが認知症の予防にもなるとのことです。
投稿:ひさ 2025年03月05日
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