赤穂民報

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【第27回】春の訪れ告げる黄色い雪

2009年04月04日

 日本の桜が恋しいです。キルギスも先週、ようやく冬の終わりを告げる黄色い雪が降りました。もちろん実際は黄色くなく、埃や泥などを含んでいる意味を表してこのような言い方をします。厳しかった2度の冬。これがキルギス生活の最大級のストレスでしたが、春の訪れとともに、やりきった感で、心の安心も訪れました。ああ、うれしい! 
 さて、先月21日はノールスという旧新年のお祭りにちなんみ、筝の受講生6名の成果発表と親睦会を兼ねた「新年お弾き初め会」を行いました。
 いつも使わせていただいている日本センターの箏に私の箏を加え、普段できない合奏を練習することも目的だったのですが、大きな難関が…。お稽古で一人で演奏するのとは違い、人の音を聞く、リズムを合わせる、息を合わせる、というのが本当に難しかったです。それは受講生たちも感じていたようですが、こういう苦難こそが狙いのひとつであり、本当にいい勉強ができたと思います。
 箏講座は6月の帰国前に受講生たちの成果発表会を予定しています。活動も一つひとつ落とし所を考えながらのまとめ段階です。
   * * *
 ▽伊藤寛子さん=赤穂西中学校出身の26歳。国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊員として平成21年6月まで中央アジア・キルギス共和国に2年間の単身赴任中。「ジュジュ」(キルギス語でひよこ)は現地でのニックネーム。


寛子のキルギス日記 ]

掲載紙面(PDF):

2009年4月4日(1842号)3面 (8,827,554byte)


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