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声の情報届けて40周年 朗読サークルが記念発表会

2023年03月04日

 視覚に障害がある人のために新聞や書籍などを読むサービスを行っている朗読ボランティアグループ「来夢」は3月10日(金)、中広の赤穂市総合福祉会館で「結成40周年記念 朗読発表会」を開く。

 同グループは「国際障害者年」(1981年)に市社会福祉協議会が開いた「朗読講座」の修了生11人で82年1月に結成。「広報あこう」を朗読してカセットテープに吹き込み、視覚障害者に郵送する活動を始めた。翌年には会員が関心を持った新聞記事や話題を取り上げる「話題あれこれ」、その次の年には「赤穂民報」にも録音対象を拡大。現在は66歳から80歳までの21人が活動している。

 発足当初は44人のリスナーが利用。パソコンの自動読み上げ機能が普及してきたこともあり年々減少傾向にあるものの、現在も19人がサービスを利用している。コロナ禍で活動を縮小した間も「情報を待っている人たちがいる」と週1回の収録と郵送は欠かさず続けた。昨年4月からは「広報あこう」と「あこう社協だより」を読み上げた音声のネット配信をスタート。活字を読みづらくなった高齢者や仕事や用事をしながら聴く人からも好評だ。

 2014年にはカセットテープからCDに移行し、かつて何時間もかかっていたダビング作業は短縮され、福祉会館の録音室に集まって行った収録も自宅で可能になった。一方、一般的な読み方とは異なる漢字をあてた「キラキラネーム」の読み方がわからず調べる時間が増えたと苦笑い。高齢化する会員の若返りも課題だが、「聞きやすい声で正確に情報を届ける、という思いは変わらない」と活動に誇りを持つ。

 会員たちは毎月第2金曜に開く自主朗読講座で発声や言葉のアクセントなどを修練しており、朗読発表会はその成果を披露する場でもある。3階研修室で午後1時〜3時。参加無料。黒柳徹子『お祝いのご挨拶』、角田光代『豚柳川できみに会う』、江戸小話など5つのプログラムで、笹本寅『雪の子別れ』、重松清『海に降る雪』は会員6〜7人による朗読劇。代表の西中和美さん(70)=三樋町=は「会員それぞれの朗読の個性や声質を楽しんでもらえれば。朗読や私たちの活動に興味を持つ人を増やしたい」と来場を呼び掛けている。問い合わせは赤穂市ボランティアセンターTel42・1397

結成40周年を迎えた朗読ボランティアグループ「来夢」のみなさん

結成40周年を迎えた朗読ボランティアグループ「来夢」のみなさん



ボランティア ]

掲載紙面(PDF):

2023年3月4日号(2498号)1面 (11,792,389byte)


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