赤穂民報

メニュー 検索

千種川水生生物調査 種類数は前年から2割増

2022年03月25日

  • 水生生物調査報告書『千種川の生態 第49集』の表紙

    水生生物調査報告書『千種川の生態 第49集』の表紙

 千種川流域のライオンズクラブ(LC)が同川で昨秋実施した水生生物調査の報告書『千種川の生態 第49集』がこのほどまとまり、流域全体で前回調査の約2割多い452種の水生生物が採集された。

 1973年から年1回続く調査。昨年8月から10月にかけて、宍粟から赤穂まで5市町の計46地点で延べ257人が参加した。

 集計によると、採集した個体総数は3296匹で前回の4232匹から22%減少した一方、種類数は前回の378種から増えた。1地点平均では個体数は71・7匹(前回96・2匹)、種類数は9・8種(前回6・5種)だった。

 採集された水生生物に基づく4階級の水質判定では、17地点が「1」(きれい)、25地点が「2」(少しきたない)と判定。「3」(きたない)や「4」(大変きたない)と判定された地点はなかった。

 赤穂市内6地点(有年橋、北畠、高雄、下高野、加里屋川、大津川)はいずれも前回と変わらず「2」と判定されたものの、きれいな水質を好むカワゲラやプラナリアが多数採集されたという。 調査に協力した「千種川圏域清流づくり委員会」の横山正さんは「これが一時的な現象か、良好な環境に向かっている結果なのか継続して注目したい」としている。


社会ボランティア ]

掲載紙面(PDF):

2022年3月26日号(2456号)2面 (5,624,481byte)


テイクアウトカタログ

コメント

※コメントは投稿内容を赤穂民報社において確認の上、表示します。
投稿ルールを遵守できる方のみご投稿ください。

取材依頼・情報提供 | 個人情報保護方針 | 著作権 | リンク | 会社概要