赤穂民報

メニュー 検索

塩屋の清水まみさん 日展会友推挙へ

2021年11月08日

  • 8年連続8度目の日展入選となった清水まみさんの入選作

    8年連続8度目の日展入選となった清水まみさんの入選作

  • 3年連続3度目の日展入選となった古川功晟さんと入選作「悠然」

    3年連続3度目の日展入選となった古川功晟さんと入選作「悠然」

 「第8回日本美術展覧会」(公益社団法人日展主催)の書の部で塩屋の書道講師、清水まみさん(65)が8年連続8度目の入選を果たし、会友の資格を取得した。

 また、日本画の部では赤穂出身の大学職員、古川功晟(かつあき)さん(27)=奈良県葛城市=が3年連続3度目の入選。

 清水さんの入選作は明治期の歌人、伊藤左千夫の短歌「風なごみ麦の穂いずる春の野を人をこひつつ我が一人来し」を書した調和体。漢字とかなを絶妙なバランスで配し、品格を感じさせる作品に仕上げた。

 今回の入選で会友推挙の基準(特選1回または入選8回)を満たし、来年3月開催予定の理事会の承認を経て会友となる。「自分の中では最も重きを置いている展覧会なのでうれしい。今後は微力ながら後進の指導にも精進していきたい」と話した。

 古川さんは2羽のダチョウを繊細な筆致で描いた「悠然」(F150号)で入選した。今夏に姫路市立動物園で写生した際、雨を受けながら静かに立つ姿に見た「彼らの命の気高さと美しさ」に心を動かされたという。

 「その時の感動が画面に現れてほしいと願いながら制作しました」と古川さん。一昨年はラクダ、昨年は狐と動物をモチーフとした作品で入選を続けており、「動物はものを言わないが、逆に感情移入しやすい。人を感動させることのできる作品を描きたい」と抱負を語った。


文化・歴史 ]


テイクアウトカタログ

コメント

※コメントは投稿内容を赤穂民報社において確認の上、表示します。
投稿ルールを遵守できる方のみご投稿ください。

取材依頼・情報提供 | 個人情報保護方針 | 著作権 | リンク | 会社概要