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古代人の知恵感じたかご作り体験

2021年08月12日

  • 縄文人も使った技法でかごを編んだ体験教室

    縄文人も使った技法でかごを編んだ体験教室

 縄文人が使っていた技法でかごを編む古代体験教室が中広の赤穂市立図書館でこのほどあり、小学生8人が「あじろ編み」のかご作りに挑戦した。

 材料は長さ約50センチ、幅1・5センチのクラフトテープ20本。テープを交差させて底になる部分を作り、側面になる部分を一段ずつ編み上げた。兵庫県立考古博物館ボランティアグループ「ひょうご考古楽倶楽部」から代表幹事の小坂謙吉さん(73)ら7人が講師となって作り方を指導。色違いのテープを組み合わせ、約2時間かけて高さ15センチほどのポシェットを完成させた。

 日本では青森県の三内丸山遺跡や佐賀県の東名遺跡など縄文時代の遺跡から樹皮などを編んだかごが出土している。「身の回りにあるもので工夫して生活に必要なものを作っていた古代の知恵を感じてもらえれば」と小坂さん。歴史が大好きで特に古代に興味があるという加里屋の小学4年、大黒心春(こはる)さん(10)は「難しかったけれど、おもしろかった。何を入れようかな」と出来上がりにうれしそうだった。


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