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晩夏のヒマワリ畑で国展初入賞 高野の玉水久雄さん

2021年05月05日

  • 国展で初入賞した玉水久雄さん

    国展で初入賞した玉水久雄さん

 日本最大級の美術公募展「第95回国展」(国画会主催)の写真部で、高野の玉水久雄さん(71)が奨励賞を受賞した。
 受賞作「晩夏」は佐用町のヒマワリ畑をモチーフにしたモノクロ作品。花の盛りを過ぎ、首を傾けたヒマワリたちを逆光で撮影し、シルエットで寂寥感を表した。
 「若い頃には撮らなかったモチーフ。この年齢になって、木や花、石など身近なものに『命』を感じるようになった」と玉水さん。咲き終えたヒマワリにも命を感じ、カメラを向けたという。
 写真歴22年で国展は2009年の初入選から通算11回入選。入賞は今回が初めてで、「もうちょっと頑張ってみようという気持ちになった。自分のテーマを確立する転機にしたい」と抱負を語った。


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