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得意の突きで上位へ 空手道全国高校選抜

2021年03月20日

  • 全国高校空手道選抜大会での活躍が期待される苦瓜ひなたさん

    全国高校空手道選抜大会での活躍が期待される苦瓜ひなたさん

 空手道の第40回全国高校選抜大会(3月23〜26日、東京体育館)の女子組手53キロ級に、さつき町の苦瓜ひなたさん(17)=神港学園2年=が出場する。全国トップクラスの鋭い突きを武器に上位進出を目指す。
 全国大会の予選を兼ねた昨年11月の県新人大会は、得意の「刻み突き」でポイントを重ねて勝ち上がった。相手に先取を許した決勝も勝負所で技を決め、逆転勝利した。
 6歳で拳義館尾崎道場に入門し、小学生のころからセンスが光った。中学は広島県の強豪・如水館で技を鍛え、3年連続で全国大会に出場。元日本代表の長谷川裕介顧問(28)が組手を指導する神港学園に進学した。
 フィジカル面に重点を置いたハードな稽古をこなし「体力面に自信がついてきた」と苦瓜さん。昨年はコロナ禍で大会出場の機会を奪われたが、「しっかり練習に打ち込める」とプラスに捉えたという。
 全国大会は団体組手で3位となった中3の夏以来。「目標は優勝」と大会に照準を合わせる。長谷川顧問は「間合いの作り方が良くなり、自分の技を思い切って出せるようになってきた。元々スキルが高く、自分を信じて試合に臨めば全国でも通用する」と教え子の飛躍に期待をかけている。


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掲載紙面(PDF):

2021年3月20日号(2409号)4面 (7,301,950byte)


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