赤穂民報

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中学校修学旅行 延期も視野に検討

2020年04月04日

 新型コロナウイルスの感染が全国的に拡大している現状を踏まえ、赤穂市内の5中学校が修学旅行の延期を視野に入れて日程と目的地の見直しを検討している。
 市内中学校の2020年度修学旅行は3年生を対象に各校とも沖縄方面を2泊3日で訪れる計画。学校ごとに少しずつ出発日は異なるが、5月下旬から6月上旬に旅程が組まれている。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大が収束する見通しが立っておらず、政府が緊急事態宣言を発令する可能性も考えられる中、計画通りの日程での実施が危ぶまれる状況だ。
 すでに各校と市教委が対応を協議しており、その中では「空港や飛行機の利用は感染リスクが高いのではないか」と懸念する意見が出たという。関係者の話を総合すると、(1)当初計画通り実施(2)日程はそのままで飛行機を使わずに移動できる目的地に変更(3)延期−の3通りで検討が続いているとみられる。
 もし延期となれば1学期中の実施は困難で、年度後半になるほど受験準備への支障が心配されるため、「8月下旬または9月上旬」となる公算が大きいという。その場合、沖縄は繁忙期に当たり「航空運賃だけでも一人2万円程度高くなる」といい、費用面から目的地を変更する必要に迫られるという。
 学校によっては4月中の参観日で保護者に向けて修学旅行の実施概要を説明する予定。そのため、各校と市教委は担当ツアー会社に代替案の提示を求め、国や県の動向、赤穂市と周辺の状況などを見ながら遅くとも4月末までには結論を出す考えだ。


社会子供 ]

掲載紙面(PDF):

2020年4月4日号(2366号)3面 (7,259,384byte)


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