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幼稚園3歳児保育「利用したい」半数以上

2019年03月30日

 子育て中の保護者を対象に赤穂市が実施した「子ども・子育て支援事業に関するニーズ調査」の結果(速報値)がこのほどまとまり、市が今年度から試行している幼稚園3歳児保育について就学前児童の保護者の半数以上が利用を希望していることがわかった。
 調査は小学1〜5年生の子どもがいる1518世帯、就学前児童がいる1037世帯を対象に今年1月から2月にかけて実施。小学生1445件(回収率95・2%)、就学前児童800件(同77・1%)から回答を得た。
 「幼稚園における3歳児保育の利用を希望するか」の問いに53・4%が「はい」と回答。「いいえ」の41・4%を上回った。
 「子育てについて不安や負担を感じているか」の質問で、小学生保護者の8・2%、就学前児童保護者の10・6%が「いつも感じる」と回答。「ときどき感じる」と答えた世帯を合わせると6割を超え、不安や負担の理由として、▽子どもの教育やいじめ▽子どもの健康や発達▽仕事と子育ての両立▽子育てにかかる経済的負担-が多かった。
 「日頃、子どもをみてもらえる親族・知人はいますか」の質問に7・4%が「いない」と回答。5年前の前回調査より1・6ポイント増加した。
 この一年間に子どもの病気やケガで「父親または母親が休んで対応した」と回答した世帯を対象に「病児保育を利用したかったか」と尋ねた設問では、「できれば利用したかった」(小学生21・3%、就学前43・2%)よりも、「思わなかった」(小学生76・9%、就学前56・4%)と答えた世帯が多く、「利用したいと思わなかった理由」(複数回答)として、▽病児・病後児を他人にみてもらうのは不安▽親が仕事を休んで対応する▽利用料がわからない-などが目立った。
 「赤穂市は子育てしやすい環境にあると思うか」の問いには、▽そう思う(小学生19・0%、就学前24・0%)▽どちらかとそう思う(56・9%、54・4%)▽どちらかというとそう思わない(7・9%、6・8%)▽思わない(3・4%、4・5%)となり、4人に3人は肯定的に受け止めていることがわかった。
 調査結果について市は「精査した上で市ホームページで公開し、2019年度に策定する『第2期子ども・子育て支援事業計画』へ反映させたい」(子育て健康課)としている。


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掲載紙面(PDF):

2019年3月30日号(2319号)3面 (5,787,234byte)


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