赤穂民報

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亡きコーチへの感謝いつまでも

2016年12月23日

 「うれしくて涙が止まりませんでした」と話すのは市内の40代女性。
 関係者の話では、今月4日に市内であったバスケットボール大会で、あるチームが女性の夫のニックネームをチーム名にして出場した。
 女性の夫のSさんは昨年9月、48歳の若さで急死。生前に地元の高校や中学などでバスケットボール部をボランティアでコーチしていた。Sさんのニックネームをチーム名につけて出場したのは29歳から36歳までの5人で、全員がSさんからコーチしてもらったという。
 メンバーの一人で、20年以上前にSさんの指導を受けた男性は、「バスケに熱いおっちゃんで、厳しくて、やさしくて。僕らが今もプレーを続けているのはSさんにバスケの楽しさを教えてもらったからで、何年経っても感謝を忘れることはできません」と語る。
 5人は今大会、Sさんの名前を書いた額をベンチに置いて試合に臨んだ。「自分たちのプレーをSさんに見てほしかったから」という。
 女性はこのことを知人から聞き、涙が止まらなかった。「みなさんの心の中に主人が生き続けていることに感謝の気持ちでいっぱいで、本当に感動しました。主人もきっと天国で喜んでいます。みなさんに幸多かれと願っています。本当にありがとう」。


街ネタ ]

掲載紙面(PDF):

2016年12月23日(2212号)3面 (11,037,555byte)


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