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巨匠が手掛けた黒白版画の数々

2016年02月13日

  • 印象的な作品が並ぶ「巨匠たちの黒白版画」展

    印象的な作品が並ぶ「巨匠たちの黒白版画」展

 著名作家が手掛けたモノクロ版画を集めた収蔵品展「巨匠たちの黒白版画」が尾崎の「たでのはな美術館」で開かれている。大胆な構図や独自の技法で描かれた印象的な作品が並ぶ。
 平塚運一、棟方志功、斎藤清など日本版画界の主軸となった作家をはじめ、「拓刷り」の技法を確立した笹島喜平、女優のジュディ・オングさんに版画を指導した井上勝江、サンパウロ・ビエンナーレで最高賞を受賞した吹田文明など20人計38点。ピカソ、マティス、ドレの作品も1点ずつ紹介している。
 土屋正男の「沫那美之神」は型染めの技法を用い、あえてにじみを出した作品が特徴。岸信正義の「雪杉並」は薄墨と濃墨を組み合わせた風景画が味わい深い。
 館主の佐野正幸さん(75)=元塩町=は「いずれもテーマや芸術性を探究した作品。版画の原点と言える黒白版画の魅力の一端を鑑賞してほしい」と話している。
 2月29日(月)まで午前10時〜午後4時。水曜休館。入館料200円(小学生未満は無料)。明神木バス停すぐ。Tel090・3496・4282


文化・歴史 ]

掲載紙面(PDF):

2016年2月13日(2173号)3面 (11,593,034byte)


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