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漫画家デビュー7年で初単行本

2015年12月04日

  • 自身初刊行の単行本を手にする赤穂市在住の漫画家、筒井美雪さん

    自身初刊行の単行本を手にする赤穂市在住の漫画家、筒井美雪さん

 赤穂市在住の漫画家、筒井美雪さん(33)が初の単行本『少女漫画のはじめかた』を白泉社から12月4日(金)に刊行する。漫画家にとって自分の作品が単行本になるのは大きな節目の一つ。デビュー7年目での達成に周囲から祝福と期待の声が寄せられている。
 漫画にしか興味のない女子がイケメン男子からの告白にとまどいながらも恋愛に目覚めていく学園ラブコメディー。月刊少女漫画雑誌『LaLa』5月号に掲載した読み切り作が「続きが読みたい」「ギャグがおもしろかった」などと読者から好評だったことから、8月号から10月号にかけて短期連載で掲載され、単行本化も決まった。
 幼いころから漫画を読むのも描くのも好きだった筒井さん。高校卒業時に親の反対を説得して漫画科のある神戸の専門学校へ進んだ。卒業後は洋菓子店や映画館でアルバイトしながら出版社に作品を投稿する日々。仲間が次々とプロデビューを果たしていく中、なかなか結果が出ずに苦しんだ。
 初めて雑誌に作品が載ったのは27歳のとき。その後も少なくとも年1本は掲載されるようになったものの、単発の掲載だった。3年前、「漫画家一本に絞ろう」と覚悟を決めて派遣先を退職。その決意をもって描き続け、念願だった『LaLa』本誌の掲載枠を今作品で勝ち取った。
 「子どものころから芯の強い子だったから、必ず夢を叶えると思っていた」と話すのは小学校時代からの同級生で親友の森佑子さん(33)=大阪市旭区=。結果が出なかった筒井さんに「あなたは大器晩成だから」と励まし続けたという。
 筒井さんは「あきらめないで続けてこられたのは、支えてくれた方たちのおかげ」と感謝。次のステップとして長期連載への期待もかかる中、「プロとしては絵もストーリーもまだまだ未熟。読んだ人が元気になってもらえるような作品づくりを目指して、もっと努力します」と誓った。
 花とゆめコミックス(新書判192ページ)は表題作のほか読切1本と描き下ろし20ページを収録。本体429円+税。Tel03・3526・8010(白泉社販売1課)。


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掲載紙面(PDF):

2015年12月5日(2164号)4面 (16,296,235byte)


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コメント

本屋さんに並んでいるのを見て感激しました!
そして私の周りのみなさんからぞくぞくとお買い上げの報告が入ってますよ〜
ギャグ要素とキュン要素がバランスよく入ったステキな漫画、これからも描き続けて下さい。
応援してます!!

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投稿:なしの妖精 2015年12月07日


赤穂に漫画家先生がいるなんて驚きました
これからも頑張ってください!

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投稿:夢の印税生活 2015年12月07日


LALAデラに初めて載った頃から欠かさず読んでますよ(^◇^)これからに期待しています。筒井先生民報出てるよ〜って見せたら第一声「後ろの本棚???(゚Д゚)」さすが少女漫画家!

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投稿:やまもん 2015年12月06日


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