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文武両道の鑑、故木山正規さんを偲ぶ

2015年11月01日

  • 遺影に白菊を手向け、故木山正規さんの冥福を祈る参加者

    遺影に白菊を手向け、故木山正規さんの冥福を祈る参加者

 元赤穂市教育長で今年4月に89歳で亡くなった木山正規さんを偲ぶ会が31日、中広の市文化会館ハーモニーホールであり、ゆかりのある人たちが遺影に白菊を手向け、故人の冥福を祈った。
 木山さんが代表を務めた「赤穂短歌の会」(尼子勝義代表)が主催。会員を中心に約40人が参加した。
 木山さんは大正14年に赤穂で生まれ、兵庫師範学校の学生だったころから短歌を学び始めた。赤穂市内の小・中学校に教員として勤めながら、昭和36年に同会を創設した。
 偲ぶ会では、市文化会館初代館長、兵庫県剣道連盟会長などを歴任した木山さんの経歴を紹介した。生前に出版された5冊の歌集から会員らが代表作を朗読。木山さんが作詞した城西小校歌、組曲「わが千種川」などを流し、幅広かった才能を振り返った。
 木山さんが短歌を師事したアララギ派歌人、柴谷武之祐(1908−84)の長男武爾さん=神戸市東灘区=、同会発足時からの会員の鵜飼敦子さん(74)=名古屋市=などが追悼の言葉を述べた。赤穂中で木山さんが担任したクラスの生徒だった黒木節子さん(78)=岐阜県可児市=は「笑顔が素敵で、心の大きい方でした」と別れを惜しんだ。


社会文化・歴史 ]

掲載紙面(PDF):

2015年11月7日(2160号)3面 (11,281,861byte)


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