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《市民病院医療事故多発》『脳外科医 竹田くん』モデル医師を作者が提訴

 2025年03月11日 
 赤穂市民病院で多発した医療事故を題材に描いたウェブ漫画『脳外科医 竹田くん』をめぐり、作者が11日、大阪地裁で記者会見。漫画は作品のモデルとなった医師への名誉毀損にあたらないと確認するための裁判を5日付けで同地裁に起こしたと明らかにした。

 訴えたのは兵庫県内在住の男性で、2020年1月に赤穂市民病院で起きた医療過誤で重度の後遺障害を負った女性患者の親族。2023年1月から7月にかけて漫画をネットで発表し、今年2月に作者であることを告白する声明をブログに公開した。

 一方、医療過誤が起きた手術で執刀し、業務上過失傷害罪で起訴された医師の松井宏樹被告(46)が「漫画の一部が名誉毀損にあたる」として求めた発信者情報開示を東京地裁が認め、昨年7月に作者の氏名と住所が松井被告に開示。今年1月以降、「脳外科医 竹田くんのモデル」を名乗るSNSが「漫画で語られている内容は違う」「損害賠償請求を行使する」などと主張している。

 男性の代理人を務める平野敬弁護士は会見で、漫画が市民病院の作成資料や信憑性の高い情報提供などを元に描かれていることを挙げ、「全体としても、個別の論点でも違法性がない」と説明。「著者側から債務不存在確認を訴えることで漫画の真実性や公益性を主張していきたい」と提訴の主旨を述べた。

 男性も会見に同席し、「私の親族が医療過誤に遭ったことで、いろんな経験をした。その実体験に基づく漫画であるということをわかってほしい」などと述べ、「刑事告訴や訴訟提起が行われることがあったとしても、堂々と公益性を主張し、粛々と対応していきたい」と語った。
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【関連記事】「私は医療過誤被害者の親族です」 『脳外科医 竹田くん』作者が声明


掲載紙面(PDF):
2025年3月15日号(2591号) 1面 (5,945,426byte)
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[ 社会 ]


コメント

経営状況は悪化の一途。先行きの見通しが効かない上に、ここまで世間を騒がせながら、内部告発じみた話も出て来ない病院に、いつまで、税金で埋め合わせしなければいけないのか。
市の歳入にうちでの小槌は無い。
赤穂市には、責任云々の前に、一刻も早く、民間企業並みの整理基準であたって欲しい。

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投稿:市民の本音 2025年03月12日

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