忠臣蔵のふるさと・播州赤穂の地域紙「赤穂民報」のニュースサイト
文字の大きさ

赤穂民報


  1. トップページ
  2. 街ネタ
  3. 記事詳細

自転車で東京から赤穂へ 還暦記念の挑戦

 2022年06月15日 
 サイクリングが趣味の還暦男性が、江戸城松の廊下の刃傷事件を知らせた早かごにちなみ、東京から赤穂まで自転車での走破に挑戦した。

還暦記念に東京から赤穂まで自転車走破を達成した長棟幸生さん


 清水町の会社員、長棟幸生さん(61)は今月8日、始発電車で東京へ向かい、東京都千代田区の皇居前を愛用のロードバイクで午前10時に出発。初日は静岡県沼津市まで走った。翌日からは朝7時から夜7時まで食事と休憩をはさみながらペダルを踏んだ。

 道中で最大の難所とにらんだのが箱根と鈴鹿の峠。いずれも峠を通らずに済む別ルートを選択したが、箱根は結果的に3つの山を越えなければならず、鈴鹿は選んだ道が土砂崩れによる通行止めで、遠回りした上に高低差800メートルの峠を走る羽目になった。

 4日目の夕方には転倒して右膝をすりむくアクシデントもあり、何度も心が折れたが「行けるところまで頑張ってみよう」とチャレンジを続行。61度目の誕生日を翌日に控えた12日午後4時半過ぎに上仮屋の大石邸長屋門にたどり着いた。

 長棟さんは50歳のとき、中学・高校時代に趣味としていたサイクリングを再び始めた。2年前に淡路島一周、昨年は琵琶湖一周を走破。「60歳のうちに何か自分自身の記念になることを」と今回のチャレンジを考えたという。

 途中で遠回りした分、走行距離は700キロに達した。「足はパンパン。やっと終わったなと、ほっとした気持ち。しばらくは自転車に乗りたくない」と苦笑いした長棟さん。4日半での到着は奇しくも刃傷事件を知らせた早水藤左衛門と萱野三平とほぼ同じで、「早かごで走り通した昔の人は本当にすごい」と感服した。
<前の記事


掲載紙面(PDF):
2022年6月18日号(2466号) 2面 (10,346,216byte)
 (PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)


コメント

長野市在住の64歳のロードバイク乗りの♂です。お疲れ様でした。信州にも走りに来て下さい。

4  0

投稿:坂上 二郎 2022年06月18日

還暦記念、ゴールおめでとうございます!
この知らせは私たちに元気を届けてくれました。
われらの早水藤左衛門、ありがとうございます。

9  0

投稿:坂本州隆 2022年06月16日

コメントを書く

お名前 (必須。ペンネーム可):

メールアドレス (任意入力 表示されません):

内容 (必須入力):

※コメントは投稿内容を赤穂民報社において確認の上、表示します。
投稿ルールを遵守できる方のみご投稿ください。
今週のイベント・催し
23
(月)
 
24
(火)
25
(水)
26
(木)
27
(金)
 
28
(土)
 
29
(日)

最新のコメント

各種お申込み

以下より各お申込み、資料請求フォームにリンクしています。ご活用下さい。

スマホサイトQRコード

スマホ用URLをメールでお知らせ!
e-mail(半角入力)


ドメイン指定受信をされている方は「@ako-minpo.jp」を指定してください。

閉じる
中村唯心堂 中道工務店 矢野防水工業 赤穂メモリアルホール 野中砂子土地区画整理組合 花岳寺 兵庫県警
閉じる
中村唯心堂 中道工務店 矢野防水工業 赤穂メモリアルホール 野中砂子土地区画整理組合 花岳寺 兵庫県警