赤穂民報

コラム【陣太鼓】職員のやる気生む人事を(1月12日)

 「“氷山の一角”どころか、“氷山のかけら”」。市が昨年末に公表した職員倫理行動調査の結果を見た建築業界関係者の言葉だ。別の関係者は「本当に悪質なのは出てきていない」と調査の甘さを指摘する▼ある市職員は「正直者がばかを見た」と調査の正確性に疑問を呈した。悪人にかぎって図太い、との意味で「悪いヤツほどよく眠る」と日弁連会長を務めた元弁護士の中坊公平さんがよく言っていたが、今回の調査もその類なのか▼「悪いヤツ」を罰し、市民の信頼にコツコツ応えてくれる職員を評価する「信賞必罰」の原則で人事を行ってほしいが、果たして現状はどうなのだろう▼単に要領がいいだけの職員、市民よりも上司のごきげんを気にする職員が出世するのではなく、市民の信頼にコツコツ応えてくれる職員を正当に評価することが市役所に活気をもたらす近道だ。

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