赤穂民報

コラム【陣太鼓】プラット赤穂は何のためにあるのか?(7月25日)

 ▼プラット赤穂への場外舟券売り場(ボートピア)進出計画に対する賛成の声は、本紙が想像していたよりも多かった
 ▼しかし、「賛成」という人たちに、「プラット赤穂が建つ前でも、ボートピア設置に賛成していたか」と尋ねると、ほとんど全員が「それには反対したと思う」と答えた
 ▼その理由を聞くと、「わざわざ税金を使ってまで誘致すべきものではないから」。本来なら「反対」したはずの事柄に「賛成」してしまう不思議な現象が起きている
 ▼帯状に切った紙の片端を180度ねじってつなぐ「メビウスの輪」は表をなぞっていると、いつの間にか裏になる。ボートピア設置に「賛成」する人たちの多くは自分でも気付かないうちに、思考に“ねじれ”が生じているのではないか
 ▼「プラット赤穂は何のために作ったのか、そして今後どうあるべきか」という根本を定める作業をしなければ、施設自体も私たち市民も、ねじれたリングから抜け出せない。

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