赤穂民報

【読者の声】 国史跡・花見広場「草刈り取って」(10月26日)

 赤穂城の花見広場で雑草が生い茂っています。毎日散歩で通りますが、今までにないくらいです。大勢の人が散歩したり、観光客も来る場所なのにみっともないです。(読者の女性)

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 同広場は国史跡「赤穂城跡」の一部で、本丸から堀をはさんだ南西側にある。発掘調査で見つかった遊水池を復元し、元禄期にあった18種の桜とソメイヨシノの計200本を植え、「元禄桜苑」として整備。市民や観光客の憩いの場として親しまれている。

 現地を確認すると、随所でススキのような草が大人の背丈ほど伸びていた。園路を歩くには支障はないものの、遊水池のほとりに設置されているベンチのいくつかは草に埋もれ、西寄りに建つ休憩所は生い茂った草に周りを囲まれて容易に近づけない状況だ。一方、隣接する二之丸庭園は草が短く刈りそろえられていた。

 所管する赤穂市教育委員会文化財課によると、昨年度までは初夏から晩秋にかけて委託業者による除草を計4回行っていたが、人件費の上昇で今年度から3回に減少。従来は9月〜10月に実施していた3回目の除草作業を1か月程度遅らせたという。

 「二之丸庭園は国名勝でもあるので、ル・ポン国際音楽祭の開催前に除草した」と同課。委託業者の人手不足で花見広場までは手が回らなかったという。「早急に除草に取りかかるように業者に要請したい。来年度はより適切に管理できるよう、予算やスケジュールを検討する」としている。

(生い茂った草に囲まれ、一部の休憩所に近づけなくなっている赤穂城・花見広場)

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