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チコのセネガル通信(13)音楽とダンスでコミュニケーション

2015年04月11日

  • 音楽家ンジョール・ソーセさん

    音楽家ンジョール・ソーセさん

 「俺はアーティストだ。うちに来たらギターを弾いてあげるよ」と誘われて、ンジョール・ソーセさんのお家に遊びに行ってきました。
 セネガル人はお祭りが大好きです。毎日どこかで太鼓の音がして、誰かが歌っている声がします。結婚式でも命名式でもお祭りごととなれば、「サバールダンス」という激しいステップのダンスを踊ります。彼はそんな場で演奏して収入を得ています。ンドファンだけでなく、首都ダカールまで呼ばれて演奏することもあるそうです。
 彼が取り出したのは、正しくは「カラム」という楽器で、アコースティックギターのような音が鳴りました。手作りで、しかもスピーカーとつなげるように自分で改良していました。この日は私の名前を入れて即興で歌ってくれました。ウォルフ語だったので、わからない歌詞が多いのですが、心があったかくなりました。
 彼の家庭は奥様も娘も歌手という音楽一家。そんな家庭で育った子どもたちは音楽と踊りが大好きで、私も一緒に踊って新しいダンスをたくさん覚えることが出来ました。
 ウォルフ語を完璧に話せない分、苦手ですがダンスに誘われたら踊って住民とコミュニケーションをとっています。言葉以外の手段でも、お互いを知り、コミュニティに溶け込みたいと思っています。


チコのセネガル通信 ]

掲載紙面(PDF):

2015年4月11日(2131号)3面 (10,696,364byte)


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