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チコのセネガル通信(10)理想はボランティアがいなくなること

2015年02月21日

  • 日本とセネガルの友好関係を祝して開かれたセレモニー

    日本とセネガルの友好関係を祝して開かれたセレモニー

 今年で協力隊事業が始まって50年、セネガルへの協力隊派遣が始まって35年になります。両国の友好関係を祝してセレモニーが開かれました。午前は両国要人によるスピーチがあり、午後からは協力隊員が日本文化紹介及び活動報告を行いました。
 日本文化紹介としては書道・華道・おりがみの体験コーナー、日本舞踊の披露、日本語クラス受講者によるスピーチ、日本食の提供を行いました。書道コーナーでは、自分の名前を一生懸命書いた紙をうれしそうに見せる姿がたくさん見られました。どんな飲み物にも砂糖をたくさん入れるセネガル人に抹茶は受け入れられるのかな…と思っていましたが、「これ買いたい!」と言う人も。日本食に「おいしい!どうやって作るの?」と興味津々な大学生もありました。このイベントを通して、セネガルの人々に日本を知ってもらうことができました。
 ボランティア事業が永遠に続くことは良いことではありません。ボランティアがいなくなること、各国の支援がなくても自立できる国になることが理想です。しかし現実は、いろいろなプロジェクトが海外主導で行われ、「次は何をくれるの?」といわれる始末です。「自分でできる。自分でやる」という主体性をもった住民の育成につながる活動を実践していければと思います。


チコのセネガル通信 ]

掲載紙面(PDF):

2015年2月21日(2124号)4面 (11,489,287byte)


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