赤穂民報

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中学校で生徒指導中に平手打ち

2014年10月25日

 赤穂市内の中学校で今月、保健体育担当の男性教諭(27)が生徒を平手打ちする体罰を起こしていたことがわかった。生徒会を中心に市内すべての学校が暴力・いじめをなくす運動に取り組んでいる中での発生に、市教委は「指導監督責任を感じている。申し訳ない」と話している。
 市教委によると、事件があったのは10月17日。3時間目の体育授業中にガムをかんでいた3年生の男子生徒を授業後に指導中、生徒が繰り返し否認したため、ほおを1回たたいたという。男性教諭は引き続き日頃の生活態度を指導していたが、生徒があいまいな返事を繰り返したため、さらに左右のほおを計5回平手打ちしたという。
 男性教諭は男子生徒をたたいたことを4時間目が始まる前に学年主任と担任に打ち明け、学年主任が生徒のほおが赤くなっているのを目視したが、3人とも管理職には報告せず、同日午後8時ごろ、生徒の保護者から電話を受けた男性教諭が校長に報告して問題が発覚した。校長と男性教諭は同日中に生徒宅を訪問し、生徒本人と保護者に謝罪。学校は週明けにも全校集会と保護者会を開き、経緯の説明を行う予定という。
 男性教諭は男子生徒が所属する運動部の顧問。市教委は「たとえ教諭と生徒の間に信頼関係があったとしても、体罰は許されない。指導を徹底し、再発防止に努めたい」と話している。


事件事故 ]

掲載紙面(PDF):

2014年10月25日(2109号)1面 (11,881,205byte)


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