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忠臣蔵かるた看板で「おもてなし」

2014年10月07日

  • 赤穂情報物産館の壁面に設置された「忠臣蔵かるた」の観光看板

    赤穂情報物産館の壁面に設置された「忠臣蔵かるた」の観光看板

 「仮名手本忠臣蔵」の浮世絵かるたを並べてメッセージを表現した大型観光看板が加里屋の「いきつぎ広場」に隣接する赤穂情報物産館壁面にこのほど設置された。「お」「も」「て」「な」「し」の絵札5枚を並べ、「観光客への歓迎を表した」(市産業観光課)としている。
 縦約3・6メートル、横約11・8メートルのアルミ複合板。通りから目につきやすい物産館の北側壁面に取り付けた。図案の基にしたのは初代歌川国貞、月岡芳年など名手の作品を集めて明治〜大正期に制作された「新版忠臣蔵かるた」(市立歴史博物館蔵)。一枚を縦3メートル、横2メートルに拡大印刷して横一列に配置。上下に雁木模様をあしらった。
 絵柄はそれぞれ「おかるは二階に延べ鏡」「元はといえば恋の意趣」「縞の財布に五十両」といった名場面。「て」の「手の鳴るほうへ」は、仇討ちの計画がばれないように祇園の郭で遊ぶ大星由良之助を描いている。
 広場の一角には絵札に対応する読み札と場面説明を掲示した立て看板を設置。同課の永石一彦課長は「息継ぎ井戸やからくり時計と一体になった『おもてなし』スペースになれば」と期待している。


社会 ]

掲載紙面(PDF):

2014年10月11日(2107号)3面 (11,090,764byte)


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