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ツクイ赤穂「介護甲子園」地区代表に

2014年08月09日

  • 介護事業所日本一を決める「介護甲子園」のブロック代表に選ばれた「ツクイ赤穂」のスタッフ

    介護事業所日本一を決める「介護甲子園」のブロック代表に選ばれた「ツクイ赤穂」のスタッフ

 介護に関する独自の取り組みや理念を発表し、日本一の事業所を決める「介護甲子園」で、さつき町のデイサービスセンター「ツクイ赤穂」が大阪、兵庫など8府県のブロック代表に選ばれた。スタッフらは「これを励みに、さらに質の高いサービスを目指して頑張ろう」と意欲を高めている。
 介護甲子園は「介護業界に働く人が最高に輝ける場を提供したい」と日本介護協会が平成23年に始めて4回目。過去最多の計1236事業所がエントリーし、第三者審査員の書類選考による1次予選の結果、全国5ブロックから計30事業所が2次予選へ進出した。ツクイ赤穂は第4ブロック(大阪、兵庫、和歌山、岡山、広島、山口、鳥取、島根)の代表6事業所の一つに選ばれ、8月17日まで同協会ホームページで受け付けているネット投票で5位以内に入れば11月に東京で行われる決勝大会へ進むことが出来る。
 「利用者の生活の一部になる」ことを信条とし、平成22年の開設以来、赤穂市内のデイサービスセンターでは唯一年中無休で運営。胃ろうや喀痰吸引を必要とする利用者も出来る限り受け入れている。
 季節感を取り入れたレクリエーション、陶器に盛り付けて提供する食事のおいしさなどが評判。フロア内には必ず生花を飾り、大型送迎車の運転手は必ず車から降りて利用者を出迎えるなど、きめ細やかなサービスで曜日を問わず定員の30人近い利用がある。
 気付いたことを遠慮なく言い合える職員間のコミュニケーションを重視し、「何気ない会話から生まれたアイデアを大切にしています」と管理者の金谷慎太郎さん(30)=有年楢原=。業務を引き継ぐ「申し送りノート」を細かいことまで記入するように徹底し、利用者のささいな変化も情報共有に努める。塗り絵の色数が少なくなったことを見逃さず、認知症の早期発見につながった事例もあるという。
 これまでに産休を取った女性スタッフの全員が復帰するなど職場環境も明るい。開設当初から勤務している介護員の岡崎友子さん(36)=さつき町=は「仕事はハード。でも、利用者のみなさんが喜ぶ顔を見れば、また頑張ろうという気持ちになります。私だけでなく、他のスタッフも同じだと思います」と話す。金谷さんは「介護の仕事は人がすべて。これからも『利用したい』と思われる施設でありたい」と意気込んでいる。


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掲載紙面(PDF):

2014年8月9日(2099号)1面 (10,206,286byte)


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コメント

赤穂も全国大会に出場するレベルになってきましね。頑張ってください応援しています。

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投稿:日本一 2014年08月11日


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