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色絵の美、絵付師・稲田芳雲展

2014年06月26日

  • 特集展示「稲田芳雲の世界−匠の技の魅力」で展示されている香炉

    特集展示「稲田芳雲の世界−匠の技の魅力」で展示されている香炉

 郷里の上郡を拠点とした絵付師の技を作品を通して紹介する特集展示「稲田芳雲の世界−匠の技の魅力」が有年楢原の赤穂市立有年考古館で開かれている。
 稲田芳雲さん(1913−97)=本名・芳蔵=は30歳を過ぎてから絵付の道を志し、神戸で修業。地元の上郡に窯を設けて独立し、主に京薩摩焼系を手掛けた。作品の多くは神戸から海外に輸出。平成7年の阪神大震災でほとんどの在庫が壊れたのを機に絵付師を廃業した。
 今展では地元に残る数少ない作品の中から額皿、花器、湯呑など約55点を展示。花や鳥などを絢爛に描いた色絵の美しさ、筆遣いの細やかさが目を引く。習作画、色紙絵のほか、趣味でたしなんだ風景写真など遺品約55点も展示している。
 7月11日(金)まで午前10時〜午後4時(火曜休館)。無料。Tel49・3488


文化・歴史 ]

掲載紙面(PDF):

2014年6月28日(2093号)4面 (12,185,975byte)


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