赤穂民報

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絆の音色、ホールに響く

2013年10月17日

  • 小中学校連合音楽祭の席上で奏でられた「TSUNAMIバイオリン」

    小中学校連合音楽祭の席上で奏でられた「TSUNAMIバイオリン」

 第64回赤穂市小中学校連合音楽会(市教委主催)は17日、中広の市文化会館ハーモニーホール大ホールであり、東日本大震災で壊れた家屋の部材などで作った「TSUNAMIバイオリン」がオープニングセレモニーで奏でられた。
 「TSUNAMIバイオリン」はバイオリン製作・修復の国内第一人者、中澤宗幸さんが手掛け、魂柱には陸前高田市の「奇跡の一本松」を用いている。鎮魂と復興支援への願いを込めた「千の音色でつなぐ絆プロジェクト」で国内外の音楽家1000人のリレー演奏を目指している。
 この日の演奏は「赤穂の子どもたちが震災について思いを巡らせる機会に」と市教委が企画した。2011年「英マーロー音楽祭」最優秀賞の若手バイオリニスト、藤盛祐輔さん(26)=高槻市=が「ツィゴイネルワイゼン」など2曲を披露。赤穂市児童合唱団オリジナル曲「愛する街〜赤穂〜」はバイオリンの優しい音色に合わせて客席全員で合唱し、力強い音楽を会場に響かせた。
 有年小5年の山田健斗君(10)は「震災のあったところで見つかった木から、あんなにきれいな音が出るなんて」と感動した様子だった。


文化・歴史子供 ]

掲載紙面(PDF):

2013年10月19日(2058号)3面 (8,116,744byte)


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