赤穂民報

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窓口は詐欺防止の“最後の砦”

2013年10月08日

 振り込め詐欺をはじめとする特殊詐欺の被害を未然に防ごうと、加里屋の兵庫信用金庫赤穂支店で窓口行員対象の声掛け訓練がこのほど行われた。
 架空の証券取引話にだまされた顧客が預金300万円を引き出しに来店した、との想定。客役の赤穂署員に対し、窓口の女性行員が「何に使われるのですか」「急ぐ振り込みですか」など、チェックシートに添って5項目を質問した。
 警察によると、今年に入ってから8月末までに兵庫県下の金融機関窓口の対応によって特殊詐欺の被害を食い止めた事例が147件あり、防止額は3億6000万円に上る。同署管内でも今年4月、虚偽の投資話にだまされて50万円を振り込みかけた高齢者が窓口職員の声掛けで被害に遭わずに済んだケースがあったという。
 同署の多田明彦・生活安全課長は「自分の身内が被害に遭いかけていると思って接してほしい」と指導。訓練に参加した女性行員は「おかしいと思ったときには声を掛けて確認します」と気を引き締めていた。


社会 ]

掲載紙面(PDF):

2013年10月12日(2057号)4面 (8,327,536byte)


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