赤穂民報

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パピルスに刻まれた文字

2008年07月12日

  • 『古代エジプトの物語 運命の王子』 ○文・絵/リーセ・マニケ ○訳/大塚勇三 ○岩波書店

    『古代エジプトの物語 運命の王子』 ○文・絵/リーセ・マニケ ○訳/大塚勇三 ○岩波書店

 3000年以上も前のエジプトで生まれた象形文字の物語です。
 文字にはいろいろな種類、タイプがありますが、これらの古代文字は文字を書くのでもなく、綴るのでもなく、まさに一字一字が刻まれています。
 人々に思いを伝えるために文字が使われ、今日の文化が築き上げられました。しかし、文字に生命が宿っているように感じたのは今回が初めてです。人間の生と死という永遠のテーマを象形文字で表現しているだけに、よけいに神秘的に思えました。
 物語の内容より、「文字とは何か」をこの絵本で教えられました。
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『古代エジプトの物語 運命の王子』○文・絵/リーセ・マニケ○訳/大塚勇三○岩波書店
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 ▽くぼっち先生=元中学校長の久保良道さん。平成15年7月に有年原の自宅に国内外の絵本を集めた私設図書館「くぼっち文庫」を開設。「絵本は人生を豊かにしてくれる」と自費で集めた約2000冊を無料で貸し出している。第2・第4土曜日に開館。Tel49・2089


絵本で世界を旅しよう ]

掲載紙面(PDF):

2008年7月12日(1803号)4面 (7,960,544byte)


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