赤穂民報

メニュー 検索

古老とかかし

2013年09月14日

  • 『かかし』 ○文/シド・フライシュマン ○絵/ピーター・シス ○訳/小池昌代 ○ゴブリン書房

    『かかし』 ○文/シド・フライシュマン ○絵/ピーター・シス ○訳/小池昌代 ○ゴブリン書房

 年老いた農夫は、トウモロコシ畑を鳥から守るために古い布にわらをつめこんだ、頭のないかかしを畑にたてました。
 その後、かかしに頭や手足がつけられ、靴がはかされ、レインコートも着せられました。
 かかしへの古老の思いにふれ、何かしら心にやすらぎを覚えました。
 今日では、マネキンや恐竜のかかし、剣道の防具をつけたかかしなど、一昔前では考えられないかかしが作られています。
 本来、かかしとは農の分身ではなかったのかと思います。そうだとすると今日のかかしは何なのでしょうか、そんなことを考えながら古老の心に思いを寄せています。
   * * *
 『かかし』○文/シド・フライシュマン○絵/ピーター・シス○訳/小池昌代○ゴブリン書房
   * * *
 ▽くぼっち先生=元中学校長の久保良道さん。国内外の絵本を集めた私設図書館「くぼっち文庫」で3000冊を超える蔵書を無料貸し出し。第2・第4土曜日に開館。有年原434。Tel49・2089


絵本で世界を旅しよう ]

掲載紙面(PDF):

2013年9月14日(2053号)4面 (10,038,169byte)


テイクアウトカタログ

コメント

※コメントは投稿内容を赤穂民報社において確認の上、表示します。
投稿ルールを遵守できる方のみご投稿ください。

取材依頼・情報提供 | 個人情報保護方針 | 著作権 | リンク | 会社概要