赤穂民報

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坂越湾に迷子のイルカ

2013年08月15日

  • 坂越湾に迷い込んだ子どもイルカ

    坂越湾に迷い込んだ子どもイルカ

 坂越湾に15日、野生のイルカ1頭が現れた。体長1・6メートル前後で、体の色や背びれの形などからバンドウイルカとみられる。現地で確認した神戸市立須磨海浜水族園の長谷川修平副園長(64)は「群れからはぐれた子どもイルカのようだ。できるだけ静かに見守ってやってほしい」と呼び掛けている。
 「海の駅しおさい市場」の上田武司さん(45)によると、同日午前9時半ごろ、観光客から「イルカがいる」と通報があったという。イルカは午後になっても生島周辺を回遊。沿岸約10メートルにまで近づいたこともあった。
 バンドウイルカは体長約3メートルまで成長し、数十頭以上の群れで生息する習性。外洋性のため瀬戸内海で見つかることは極めて珍しい。仲間とスノーケリングをしていた市内の男性(49)は「キュキュキュと鳴きながら、手が届きそうな距離まで近づいてきた。まさか、赤穂の海で野生のイルカに会えるとは」と感激していた。
 湾に面した海岸や波止場には噂を聞きつけた見物人が多いときで50人近く集まった。親子3人で見に来た坂越の女性(33)は「水上バイクとぶつからないか心配」と不安そうに見つめた。
 地元漁師の協力で船からイルカを観察した長谷川副園長は、「まだ母乳を飲むような大きさだ。何らかの理由で母イルカと一緒に群れから離れた後、死別してしまった、とも考えられる」と推測。「孤独で精神的に弱っているはず。陸から遠目に見るのは問題ないが、あまり騒がしくしないほうがよい」と話す。
 同水族園は「自力で沖に戻るのが理想だが、もし、衰弱が進むようなら保護することもあり得る。変化があれば知らせてほしい」と情報提供を求めている。Tel078・731・7301


街ネタ ]

掲載紙面(PDF):

2013年8月24日(2050号)1面 (9,504,988byte)


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コメント

記事の生物は、もちろんバンドウイルカ。コメント(15年ほど前の....)の死体がスナメリだったのではという意味です。
ちなみに、クジラとイルカは一般的に大きさで区別するが、例外もあるという曖昧な分類なので、スナメリもイルカですが。

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投稿:言葉足らずだったかも 2013年08月20日


スナメリの背鰭はあんなに大きくない。

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投稿:イルカだよ 2013年08月19日


スナメリでは?スナメリは結構昔から赤穂の海では見かけます。夜釣りをしていると暗い海から2mぐらいのスナメリがザバーッと出てきて、驚かされたことも多々ありました。
ちなみに、岸壁をバシャバシャバシャッと動いていく黒いのはたぶんエイです。

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投稿:イルカ 2013年08月17日


15年ほど前、御崎の海岸でイルカっぽい死体見かけたけどやっぱりイルカって赤穂にも来ることあるんですねえ

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投稿:a 2013年08月16日


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