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光沢鮮やか 昆虫標本展

2013年04月29日

  • 大型模型や約400点の標本が並ぶ海洋科学館の企画展示

    大型模型や約400点の標本が並ぶ海洋科学館の企画展示

 羽や体がまるで金属のようにキラキラと輝く昆虫たちをテーマにした企画展示「生きものってすごい!〜色あせないキレイな色の生きもの〜」が、御崎の赤穂市立海洋科学館(黒川和則館長)で開催されている。自然界が生み出した色彩が美しい。
 メタリックブルーの羽を持つ南米原産のモルフォチョウ、光沢のある緑色をしたコガネムシの仲間など、兵庫県立人と自然の博物館(三田市)から貸し出された標本約400体を中心に展示。クジャクの羽根やアワビの貝殻と同じように、周囲の光を利用して美しい色彩を発する「構造色」の仕組みをパネルで解説している。
 瑠璃色の羽を持つハムシ科の甲虫、キベリハムシの大型模型(全長約1・8メートル)は実物のおよそ100倍の大きさ。展示台の下にもぐり込んで腹部も観察できる。
 真殿の親戚宅へ帰省中に来館した吹田市の小学3年生、山本航平君(8)は「色が青になったり、水色になったり。とてもきれいで作り物みたい」とチョウの標本を不思議そうに見学していた。
 6月2日(日)まで午前9時〜午後4時半(入館は4時まで)。火曜休館。入場料は高校生以上200円、小・中学生100円。
 5月12日(日)にはアワビの貝殻片を台紙に貼ってキベリハムシ、モルフォチョウを描く無料のワークショップを午前11時と午後2時の2回実施。小学生以上を対象に各回先着20人を受け付ける。


文化・歴史 ]

掲載紙面(PDF):

2013年5月11日(2037号)4面 (9,946,589byte)


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