赤穂民報

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おくりものはナンニモナイ

2012年12月15日

  • 『おくりものはナンニモナイ』 ○作/パトリック・マクドネル ○訳/谷川俊太郎 ○あすなろ書房

    『おくりものはナンニモナイ』 ○作/パトリック・マクドネル ○訳/谷川俊太郎 ○あすなろ書房

 書店の中の絵本のコーナーの片すみでちょっと変わったタイトルの絵本を見つけました。
 私たちの暮らしは、クリスマス、入園や入学、そして誕生日と、おくりものをする機会が増えました。
 ムーチはなんでももっている友だちのアールにおくりものをしようと考えました。
 アールがよろこぶおくりものは何だろうか?いろいろ考えましたが、悲しいかなアールの喜ぶおくりものはみつかりませんでした。
 ムーチのような体験が、私にも何度かありました。
 ムーチはナンニモナイから空箱をつめて、アールに贈ることにしました。
 ナンニモナイ空箱をもらったアールはどう思ったでしょう。
 おどろくことに、アールはムーチのおくりものを喜んで受けとったのです。
 もし皆さんがこのようなことに直面したら、どうするのでしょうね・・・。
 ナンニモナイおくりものは、二人をこれまでいじょうに仲良しにしたのです。
 人々に贈る「感謝のプレゼント」とは何でしょうか?あらためて考えさせられました。
   * * *
 『おくりものはナンニモナイ』○作/パトリック・マクドネル○訳/谷川俊太郎○あすなろ書房


絵本で世界を旅しよう ]

掲載紙面(PDF):

2012年12月15日(2018号)4面 (8,430,878byte)


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