赤穂民報

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試練乗り越えて初防衛

2012年03月18日

  • コンビネーションが冴えた小國の攻撃

    コンビネーションが冴えた小國の攻撃

  • 負傷判定という思わぬ結果に笑顔なく勝ち名乗りを受ける小國以載選手

    負傷判定という思わぬ結果に笑顔なく勝ち名乗りを受ける小國以載選手

  • 東洋太平洋スーパーバンタム級タイトルマッチ 小國以載ー大橋弘政 採点表

    東洋太平洋スーパーバンタム級タイトルマッチ 小國以載ー大橋弘政 採点表

 プロボクシングの東洋太平洋(OPBF)スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦は18日、愛知県刈谷市の産業振興センターで行われ、赤穂出身の同級チャンピオン、小國以載(23)=VADY=が挑戦者の同級12位、大橋弘政(32)=HEIWA=を9回負傷判定(3―0)で下し初防衛。ベルトを守った。
 試合は初回から動いた。相手のすきを見逃さず、カウンター気味に打ち込んだ右ストレートでダウンを奪取。続くラウンドもコンビネーションを上下に散らし、ポイントを稼いだ。
 しかし、7回に偶然のバッティングで左目上をカット。その後も出血はひどくなる一方で、9回21秒にドクターストップがかかった。その回までの採点による判定となり、88―83が2人、もう一人が88―84のスコアで、小國が勝利を収めた。
 試合後の取材では、「最後までやりたかった」と笑顔を見せず、「このような結果になって大橋選手にも、(双方の)ファンにも申し訳ない」とライバルや観戦者を気遣った。
 初防衛戦を敵地で行うという大きなプレッシャー。しかも、実は1月初旬に練習で傷めた右手首の負傷を抱えたままリングに上がっていたことを明かした。「不甲斐なさを感じる」と自分自身を責める小國だが、過去に2度の王座を経験している強豪を相手に一歩も引かなかった姿は王者としての自覚を感じさせた。
 左目上の傷は7針縫う裂傷で、右手首もしばらく静養が必要だという。大きな代償を払いながらも、プロデビュー後、最大の試練とも言える一戦を乗り越えた。「チャンピオンになったボクサーは必ず強くなる」(高嶋穣会長)。目標の“世界”は確実に近づいている。
 試合のもようはCS放送「スカイ・Aスポーツプラス」で3月28日(水)午後10時15分から放送される。


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掲載紙面(PDF):

2012年3月24日(1984号)1面 (8,939,495byte)


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コメント

おめでとうございます。
一試合ごとに、強くなって行く小国君を見ているとうれしくなります。
ぜひ、世界チャンピオンになって、赤穂の星になってください。
期待しています。

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投稿:まるふく 2012年03月19日


おめでとうございます 負傷はざんねでしたが

頑張って下さい 応援しています 

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投稿:山本浩二 2012年03月19日


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