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社債詐欺、相談件数が急増

2012年03月15日

 活動実態のない企業の社債や未公開株を購入させて金をだまし取る犯行が全国的に多発する中、赤穂市内においても類似の手口が増加している。市消費生活センターは「一旦お金を払ってしまうと、取り戻すことは困難。だまされる前に相談してほしい」と注意を呼び掛けている。
 同センターによると、社債や株券のPRパンフレットを郵送し、その前後に“買い取り業者”を名乗る人物が電話で購入を勧める−という手口が横行。従来は「月1件程度」だった相談件数は2月と3月だけで10件を超えている。「相談は氷山の一角で、実際の事例数はもっと多いはず」(同センター)とみられる。
 詐欺話の内容は、「鉱山の採掘権」「インターネット関連ビジネス」などさまざま。「太陽光発電」や「震災復興支援」など社会的関心が高いジャンルで気を引くケースも多い。「脈がある」とみると、しつこく何度も電話をかけてくる。
 「危うくだまされるところでした」と話すのは、市内の60代女性。2月中旬、仲介業者を名乗る男から電話があり、「これから上場する会社がある。今、社債を買っておけば3倍から4倍になる」「購入する権利があなたに与えられた」などと勧誘してきた。その2日後、携帯電話サービス会社のパンフレットと申込用紙が郵便で届いたという。
 その後も毎日のように購入を勧める電話が鳴った。「インサイダー取引になるから家の人にも言ってはだめ」という男の言葉を信じた女性は、誰にも相談できないまま一口50万円の社債を4口購入することを約束させられた。その矢先、3月3日付け赤穂民報で社債詐欺の記事を読み、本紙に相談。振り込みを思いとどまった。
 「記事を読んで目が覚めました。それまでは自分がだまされていることがわからなかった」と女性。同センターは「被害者のほとんどは高齢者。日頃から家族や地域が見守ってあげることも大切」と話している。赤穂市消費生活センターTel43・6818


社会事件事故 ]

関連サイト:

【関連記事】虚偽の社債話で260万円被害

掲載紙面(PDF):

2012年3月17日(1983号)3面 (11,353,734byte)


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コメント

そもそも情報源がアヤフヤな時点で疑うべきだ。電話勧誘でビジネスチャンス・・・そんなんする暇
あったら自分で借金してでも飛びつくに決まってるだろ。普通に考えれば分かるはずです。
何の事前情報もないのに。。。金金と思うのも結構ですが、基本的に自分の欲望が問題ですね。
“騙される奴が悪い”。自分はそう理解してます。相談するのも大事ですが自分の身嗜みを見直す
べきと強く思います。

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投稿:親父 2012年03月16日


老人は、判断力が落ちているということをしっかりと認識してもらいたい。

自分は大丈夫と思っている人が一番危ない。
なんでも息子や娘に相談してからアクションを起こすべきです。



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投稿:ねこ 2012年03月16日


食欲、性欲、金欲
人間、欲がなくなりゃ終わりだわ
元気に長生きできるのにこした事ない
『長生きしちゃダメよ』っていう人に限って
しつこいぐらい長生きするもんだけどね

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投稿:そういう人に限って・・・ 2012年03月15日


1. それなりの貯えがあるのに、儲け話に欲を出す
2. 一人暮らしで淋しい、誰かが来てくれると嬉しい
3. この先いつまで生き続けるかと思うと、お金はあればあるほど安心

そう思うと、60歳くらいでお迎えが来ていた昔のほうが、理想の世の中だったような気がします。
老後は短いが故に貧することなく、20〜30年で世代交代して、若い人は確実に職にありつけて・・・
人生60年、長生きしちゃダメよ。 実際、政府の施策もそういう方向に進んでいるようです。

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投稿:長生きしちゃダメ 2012年03月15日


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