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「不審者侵入」想定して防犯訓練

2012年02月16日

  • 赤穂特別支援学校で行われた不審者対応訓練

    赤穂特別支援学校で行われた不審者対応訓練

 大津の赤穂特別支援学校(沖汐守彦校長、99人)は15日、赤穂署と協力して不審者対応訓練を実施した。
 訓練は「刃物を持った男が敷地内に侵入した」との想定。男性教諭が目出し帽で“不審者”に扮し、フェンスを乗り越えて、「子どもに会わせろ」などと叫んだ。異常に気付いた職員が大声で校内にいる同僚に知らせた。
 児童生徒を教室内にかくまう一方、刺股、モップを手にした教職員十数人が正面玄関前で不審者を制圧。通報で駆け付けた警察官に引き渡した。学校内に配備されている「県警ホットライン」を使った通信指令室との直接交信もテストした。
 同校では不審者対応要項を今年度に作成し、訓練は初めて。マニュアルでは、「まずは相手を刺激しないように話しかける」と取り決めているが、最初から制圧にかかろうとした職員らが反撃に出た“犯人”の模造刀に接触してしまう反省点もあった。
 「子どもたちを守っても、先生に犠牲があってはだめ」と赤穂署生活安全課の松尾和生課長。訓練後、教職員らは体育館に集合し、さっそく刺股の使い方などについて警察から講習を受けた。


社会 ]

掲載紙面(PDF):

2012年2月18日(1980号)4面 (9,118,947byte)


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