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没後100年、大鳥圭介展

2011年10月27日

  • 大鳥圭介没後100年を記念して開催中の特別展

    大鳥圭介没後100年を記念して開催中の特別展

 幕末から明治にかけて軍学者、外交官として活躍した大鳥圭介の没後100年を記念した特別展「軍人の如楓 文人の如楓」が上郡町上郡の上郡町郷土資料館で開催されている。入館無料。
 圭介は赤穂郡細念村(現上郡町岩木丙字石戸)出身。閑谷学校、大坂・適塾で学び、江戸幕府の歩兵奉行に抜擢された。戊辰戦争では榎本武揚らとともに徹底抗戦し、最後まで幕臣としての意地を貫いた。新政府に登用されてからは清国・朝鮮国公使、工部大学校(現東京大学工学部)の学校長など国の外交、殖産興業に尽くし、明治44年6月15日に死去した。
 特別展では、「如楓(じょふう)」の雅号で能筆家として知られた圭介の墨跡を中心に70点を展示。第1部(11月6日まで)では、「百敗不屈」、日露戦争の勝利を喜ぶ「日本海ゝ軍大勝為矢田兄」など軍人の側面に焦点を当て、第2部(11月8日〜12月18日)は日常や花鳥風月などについて書した作品を並べて文化人としての天賦の才を紹介している。
 「決してあきらめない侍の魂。そして、好奇心と探求心を兼ね備えた人物だったことがうかがえる」と町教委の島田拓学芸員(35)。一般初公開の品も多く含まれ、「和魂洋才を地でいった大いなる魅力を感じてもらえれば」と来場を呼び掛けている。
 午前9時〜午後4時半、月曜休館。第2部は2度の展示替えあり。Tel52・3737


文化・歴史 ]

掲載紙面(PDF):

2011年10月29日(1964号)1面 (7,561,282byte)


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