赤穂民報

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赤穂浅野家三代の業績顕彰

2011年10月22日

  • 「赤穂浅野家 三代藩主の治世」を発刊した岡田順一さん=赤穂市有形文化財「赤穂浅野家三代藩主像」がある光浄寺で

    「赤穂浅野家 三代藩主の治世」を発刊した岡田順一さん=赤穂市有形文化財「赤穂浅野家三代藩主像」がある光浄寺で

 新田の元中学校長、岡田順一さん(85)が書籍「赤穂浅野家 三代藩主の治世」(A4判92ページ)をこのほど発刊した。およそ半世紀にわたって赤穂藩を治めた浅野家の功績を文献や史料を丹念に調べて一冊に。岡田さんは「地域の歴史を知ることで、郷土愛を育む一助になれば」と話している。
 浅野家は正保2年(1645)に常陸・笠間藩から転封。長直、長友、長矩と3代にわたり赤穂藩主を務めた。初代の長直は干拓と塩業開発を積極的に進め、産業振興と雇用創出に大きく寄与。赤穂城の縄張も完成させるなど藩の基盤を固めた。開墾政策によって村が誕生した新田地区の光浄寺には領民が遺徳を偲んで制作した三代藩主像(市指定文化財)が伝えられている。
 書籍では、浅野長政を藩祖とする同家の由緒、治世によるまちの変遷などを紹介。藩の基礎を築いた功績を顕彰している。岡田さんは「浅野家三代の善政には人づくり、まちづくりの現代にも通じるヒントがある。時代を超えて評価したい」と発刊の主旨を話している。
 300部発行。一部1700円で希望者に頒布する。問合せは塩屋公民館Tel42・3379


文化・歴史 ]

掲載紙面(PDF):

2011年10月22日(1963号)4面 (6,838,440byte)


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