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“おやじボクシング”で関西王者

2011年09月17日

  • 「ザ・おやじファイト」のR33関西地区ライト級王者になった重歳達史さん

    「ザ・おやじファイト」のR33関西地区ライト級王者になった重歳達史さん

 33歳以上限定のボクシング大会「ザ・おやじファイト」で、赤穂ボクシングジム所属の重歳達史さん(42)=岡山市中区=が関西地区ライト級王者になった。重歳さんは「中年でも、まだまだやれる」とチャンピオンベルトを手に笑顔を見せている。
 おやじファイトは、ジムで鍛える中年世代が試合の醍醐味を味わえる機会をと、平成19年に実行委員会が設立された。35歳の誕生日で引退を義務付けるアマチュアボクシングと異なり、主催者がコンディションを認めれば50歳以上でも出場可能。年齢、経験による4つのカテゴリーごとに体重別8階級を設け、ヘッドギア着用で2分3ラウンドを戦う。
 もともとボクシングファンだった重歳さんはジムで約3年間トレーニングを積み、おやじファイトが始まった翌年にデビュー。2勝して迎えた今年2月のタイトル初挑戦は僅差の判定で敗れたが、8月の再戦で雪辱した。
 本職は岡山市消防局の消防士。大学時代、辰吉丈一郎にあこがれて通ったボクシングジムは3分間の縄跳びすらできずに2カ月で挫折したが、職場での訓練で競技に必要な体力が自然と身についた。試合が近づくと車で約1時間の赤穂まで週3日通い、ミット打ちとスパーリングで汗を流す。
 「試合後の達成感、充実感が格別」とボクシングの魅力を語る重歳さん。「若いころに夢見たリングに立てるのがうれしい。防衛回数よりも理想とするボクシングスタイルを目指したい」と向上心に燃えている。


スポーツ ]

掲載紙面(PDF):

2011年9月17日(1959号)4面 (5,990,298byte)


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