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農村舞台復活へ背景画制作

2011年08月29日

  • 原小学校児童が中心となって描いた農村舞台の背景画

    原小学校児童が中心となって描いた農村舞台の背景画

 50年ぶりの復活へ向けて修復が進められている有年牟礼八幡神社の農村舞台について8月27日、地元小学生による背景画制作が原小学校で行われた。ふすま大のパネル6枚による組絵で並べれば縦約1・7メートル、横約4・9メートル。11月5日・6日の例祭でお披露目される。
 市教委が地元の古老から聞き取りした話によると、舞台は昭和21年築。30年代後半まで秋祭りの度に芝居や浪曲が上演されたが、その後使われなくなった。今年4月、「地域に残る歴史文化遺産として継承しよう」と地域住民による復活保存実行委員会(室井伊佐夫代表)が発足。7月には市内建築士らでつくる「赤穂まちづくり研究会」(山本建志代表)の協力で老朽化した舞台を修繕した。
 背景画の制作作業には原小の全校児童63人をはじめ保護者、関係者ら約150人が参加した。図案は有年横尾の高校2年生、山本一夫君(16)が古墳後期の原風景を想定して作画。カーボン紙で書き写した線画に沿って子どもたちが水性絵の具で着色した。
 古墳や集落のほか古代人の姿も。馬の埴輪を描いた6年生の森口桃佳さん(12)は「隣のパネルと色が同じになるように気をつけました。みんなの気持ちが一枚になってうれしい」と話していた。


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