赤穂民報

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電圧が瞬間低下、最大3万軒に影響

2011年07月04日

 関西電力相生営業所管内の一部で、7月4日午前、送電電圧が瞬間的に低下する「瞬低」が発生。赤穂市、上郡町などの事業所、一般家庭など最大3万1400軒のエリアに影響が出た。市内工場の配電設備が故障し、連鎖的に引き起こったとみられる。
 関電姫路支店によると、電圧が低下したのは午前8時42分、59分、9時ちょうどの3回。いずれも0・10〜0・12秒間、電圧(変電所観測)が通常の約2割まで低下した。
 瞬低の引き金となった工場の運営企業の話では、工場内の受電設備が自動停止したのとほぼ同じタイミングで1回目の電圧低下が発生。その後、故障箇所を調べるためにブレーカーを入れ直す度に瞬低を招いたという。
 本紙調べでは、この瞬低の影響で、赤穂市民病院のレントゲン設備の電源が落ち、復旧に正午ごろまでかかった。また、赤穂中央病院では電子カルテのサーバーがダウンし、受付と診察が約30分間ストップ。一般家庭や事業所ではテレビ画面や電灯が一瞬消え、パソコン電源が落ちるなどの不具合があった。関電には原因などを尋ねる約70件の問い合わせがあったという。
 同支店の説明では、「変電所での自動調整では対応できないほどの急激かつ大容量の送電圧低下」が発生した場合、送電網全体を保護するために問題発生箇所を自動的に切り離すシステムが組まれているが、切り離しが完了するまでのわずかな間は周辺の送電網にも電圧低下が及ぶという。今回は「特別高圧線」(7000ボルト以上)を直接引き込んでいる事業所の電気設備に不具合が発生したため、広範囲に影響が出た。
 ▼関西電力姫路支店の話=「今回の事象は、お客様構内の設備のトラブルによる波及により発生したものですが、瞬間的な電圧低下により多くのお客様にご迷惑をおかけ致しました。具体的な原因がわかった上で適切な対応をしたい」
 ▼工場の運営会社の話=「現在、故障を起こした設備の解析を実施しております。今後このようなことが起きないよう努めてまいります」


事件事故 ]

掲載紙面(PDF):

2011年7月9日(1951号)1面 (7,300,822byte)


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コメント

「瞬低の引き金となった工場」って、どこぉ?
ウォシュレット止まっても紙で拭けばいいじゃん。

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投稿:またーき 2011年07月06日


内海さん
それはまた違う日です

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投稿:↑違う↑ 2011年07月06日


てっきり雷のせいかと思っていたんですがね
凄まじい雷雨でしたから
一瞬と言うより、30秒くらい消えていたけどなぁ・・・

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投稿:内海 2011年07月06日


パソコンの電源が落ちて、作成中のデータが消えました。作成に1時間くらいかかったので、被害金額は私の時給としまして734円です。これって関電さんに賠償してもらえないですかね?

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投稿:自営業者 2011年07月06日


民報さんの記事以外に皆さん、どんな不具合があったのか教えてちょうだい。
わたしはウォシュレットが止まっちゃって、お出かけが遅れたわよ。

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投稿:皆さん、どうなの? 2011年07月05日


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