赤穂民報

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蟻の話

2011年07月02日

  • 『チュ・ママの台湾民話』○監修/松谷みよ子 ○絵/松田けんじ ○編/野村敬子 ○星の環会

    『チュ・ママの台湾民話』○監修/松谷みよ子 ○絵/松田けんじ ○編/野村敬子 ○星の環会

 有年原には古くから「蟻無山」という昔話が伝えられています。
 民話のなかで蟻の話がないか探していると、台湾の民話のなかにありました。
 甘い物好きのなまけ者の男が、甘い物を腹いっぱい食べて天にのぼり、雷に打たれ地上に落ちて蟻になったという話です。
 物語のなかにはいろんな人物が登場し、次から次へと事件を解決するさまがユニークに綴られています。
 この話は、甘い物(砂糖)が貴重な食品であった時代の物語のように思われます。サトウキビが育つ台湾に、こんな話が生まれたところがなんともおもしろいです。
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『チュ・ママの台湾民話』○監修/松谷みよ子○絵/松田けんじ○編/野村敬子○星の環会
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 ▽くぼっち先生=元中学校長の久保良道さん。平成15年7月に有年原の自宅に国内外の絵本を集めた私設図書館「くぼっち文庫」を開設。「絵本は人生を豊かにしてくれる」と自費で集めた約2500冊を無料で貸し出している。第2・第4土曜日に開館。Tel49・2089


絵本で世界を旅しよう ]

掲載紙面(PDF):

2011年7月2日(1950号)3面 (8,137,058byte)


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