赤穂民報

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サボテンの白い花

2010年08月28日

  • 『たことサボテン』 ○文/アリン・ピーターソン ○絵/エラクリオ・ラミーレス ○訳/林屋永吉 ○河出書房新社

    『たことサボテン』 ○文/アリン・ピーターソン ○絵/エラクリオ・ラミーレス ○訳/林屋永吉 ○河出書房新社

 絵本のなかにもいろんな花が描かれています。そして、その花の咲き方で物語はさらに感動的になります。
 メキシコのやさしいサボテンの物語です。読んでいくうちに、人間の生き方をサボテンになぞらえているように思われました。
 サボテンの花は他の花とちがい、数年たってもなかなか咲かないこともあります。
 人生も、サボテンの花と同じように花を咲かせる時は、なかなか到来しません。
 このように考えたとき、この物語のすばらしさがサボテンの白い花のように輝いてきました。
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『たことサボテン』○文/アリン・ピーターソン○絵/エラクリオ・ラミーレス○訳/林屋永吉○河出書房新社
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 ▽くぼっち先生=元中学校長の久保良道さん。平成15年7月に有年原の自宅に国内外の絵本を集めた私設図書館「くぼっち文庫」を開設。「絵本は人生を豊かにしてくれる」と自費で集めた約2000冊を無料で貸し出している。第2・第4土曜日に開館。Tel49・2089


絵本で世界を旅しよう ]

掲載紙面(PDF):

2010年8月28日(1909号)3面 (10,305,772byte)


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