赤穂民報

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中学校で平手打ちの体罰

2010年06月17日

 赤穂西中学校(高本登校長)で教諭による生徒への体罰があったことがわかった。市教委が15日の市議会総務文教常任委で報告した。生徒にけがはなかった。市教委は「重く受け止めている。県教委の判断を待ちたい」としている。
 市教委によると、6月8日午後3時10分ごろ、1年生学級の「終わりの会」で担任の20代女性教諭が手遊びをしていた男子生徒の胸元をつかみ、ほおを平手で2回たたいた。その際、シャツのボタンが取れた。なおも注意しようとした教諭を、その場にいた教育実習生と数人の生徒が止めに入り、泣き出す生徒もいたという。
 教諭は直後に「みなさんに怖い目に合わせて申し訳なかった」とわび、同日中に生徒の家庭も訪問して謝罪。さらに翌日にあった保護者との学級懇談会でも謝った。
 その後の調査で、教諭は5月中にも、学校にお菓子を持ち込んだことを認めない生徒や同級生をいじめていた生徒など3人に対し、平手打ちをしていたことがわかった。
 教諭は顛末書で「子どもの心を変えないといけない、放っておいてはいけないと思い、手を出してしまった。生徒には申し訳ないことをした」と反省。たたかれた生徒の一人は「体罰は行き過ぎと感じたが、自分にも悪いところはあった。先生や学校のことを嫌いになったわけではない」と別の教諭に話したという。


子供事件事故 ]

掲載紙面(PDF):

2010年06月19日(1900号)3面 (8,233,057byte)


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