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留置室で被疑者が病死

2010年05月26日

 窃盗容疑で逮捕され、赤穂署に留置されていた男性被疑者(54)が5月26日午前6時40分ごろ、同署2階の留置室で布団にうつぶせているのを留置係の署員が見つけた。119番通報で救急隊員が駆けつけたが、男性はすでに死亡していた。司法解剖の結果、死因は循環器不全による病死とわかった。
 同署によると、同日午前2時40分に別の署員が眠っている男性を確認。4時間後の巡回で異常がわかった。男性が入っていたのは1人部屋で、着衣に乱れはなかったという。
 同署の話では、男性は逮捕翌日の23日早朝、「気分が悪い」と体の不調を訴えた。市内の病院を受診したが、本人が暴れるなどして薬を服用せず、その後は食事もほとんど口にしなかったという。25日午前9時に3人部屋から個室へ移し、再び病院を受診。26日に入院措置を取る予定だった。取り調べは逮捕当日に1時間40分あり、その後は行わなかった。
 留置場で被疑者が死亡したことについて、西村玉夫署長は「亡くなられた方には衷心よりお悔やみ申し上げる。逮捕時から医師の診断を受け、健康状態から拘束の必要性を検討しながら捜査していた。詳細については調査中」と話している。


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掲載紙面(PDF):

2010年5月29日(1897号)3面 (12,125,101byte)


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