赤穂民報

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有年地区の古代史実感

2010年05月20日

  • 古墳の前で学芸員の説明を聴く児童たち

    古墳の前で学芸員の説明を聴く児童たち

 原小学校(今津文子校長)は郷土学習の一環として18日、地域の歴史遺産を自転車で巡る「遺跡探検にレッツゴー!」を行い、6年生13人が塚山古墳群、蟻無山古墳など4カ所を見学した。
 塚山古墳群は古墳時代後期(約1400〜1500年前)につくられたとみられる方墳。人里から少し離れた山すそにあり、今回参加した児童は全員初めて訪れた。
 市教委学芸員の荒木幸治さん(33)の案内で、同古墳群の中で最も規模が大きく、県文化財に指定されている6号墳の内部へ。横穴式石室の構造を見学し、一度埋葬した墓の中を片付けて別の死者を葬る「追葬」の習慣があったことなど、教科書に載っていない知識も教わった。
 有年考古館と市埋蔵文化財調査事務所では地元の古墳から出土した土器片に直接触れる機会も。有年地区には未発掘の遺跡が地中に多く眠っていると聞いた田邊潤弥君(12)は「自分の住んでいるところには、まだ知らない歴史がたくさんあることが分かった」と出土物をつぶさに観察していた。


文化・歴史子供 ]

掲載紙面(PDF):

2010年5月22日(1896号)4面 (8,574,489byte)


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