赤穂民報

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一枚のキャンパスが結んだ国際交流

2010年05月13日

  • インドネシアの生徒との共同制作で完成したアートマイル壁画

    インドネシアの生徒との共同制作で完成したアートマイル壁画

 赤穂西中学校の美術部有志が面積の半分を描き、残りの制作をインドネシアの中学生に託した巨大絵画(縦約1・5メートル、横約3・7メートル)が10日、国際小包で同校へ戻ってきた。空白のまま送った部分がカラフルな絵の具で彩られ、生徒らは「お互いの思いを表すことができた」と作品を通して海外とのつながりを実感した。
 ユネスコ認定「アートマイル壁画プロジェクト」の一環として昨年11月からインドネシア・ジャワ島スラバヤ市の公立中学校と電子メール、テレビ会議で意見交換。作品テーマを「文化と環境」に設定し、それぞれの国を代表する歴史文化、行われている環境問題への取り組みを描くことを決めた。先に日本側生徒が描き、2月に相手校へ送った。
 インドネシアの生徒たちが受け持ったスペースには、現地の祭りを描いたのか、踊っている人や仮装面などを描写。城、刀、着物で日本の印象を表し、環境への取り組みとして植樹の様子を描いた。
 美術部長の黒田将来君(14)は「描いた絵の意味が通じるか不安だったけど、お互いの活動や文化が分かる作品になってよかった」と話していた。
 壁画は7月にカナダ・トロントで開催されるアートマイル展に出品され、9月にはエジプト・カイロで展示される予定だ。


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掲載紙面(PDF):

2010年5月15日(1895号)4面 (12,271,057byte)


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